派遣スタッフの能力開発が派遣会社の実力の目安に!
厚生労働省が発表した、平成20年度予算案の主要事項の中に「派遣労働者などに係る能力開発・能力評価・キャリ ア形成のためのモデル作りと普及啓発」という項目があります。派遣労働者は能力開発機会において正社員との格差 が見られることが指摘されています。そのため派遣労働者等について能力評価・能力開発のための望ましいモデルや キャリア形成支援計画を策定しその普及啓発を図るために平成20年度6,400万円の予算が組まれることになります。
実際に能力評価や能力開発を行なうのは個々の派遣会社です。今まで一部の大手派遣会社を除いてほとんどの派 遣会社では、教育等派遣労働者が能力開発をする機会が提供できない状態が続いています。しかし、今後は、そんな ことをいっていられない状況になってきます。今後派遣会社に教育等を行ない能力開発の場を提供するように強く進め ていくことになると思われます。
厚生労働省は4月1日から施行される「日雇派遣指針」の中で、派遣元に情報開示を求めています。 公開する内容は 労働者派遣の実績、派遣料金、派遣労働者の賃金に加え、教育訓練等の事業運営に関するものがあげられています。 これらの情報は①ホームページに掲載する②説明用の文書を用意する等の方法で、できるだけ詳細な情報を公開す ることが望ましい とされています。
今後は、日雇派遣だけでなく一般派遣に拡大されることが予想されます。つまり どんな教育を行なってくれるのか、派 遣実績はどの程度あるのか等派遣会社の実力が公開され派遣スタッフが登録する派遣会社を選ぶ判断基準 となって いくことは必至の状況です。できるだけ早目に手を打っておくことが大切です。ぜひ、人材教育システムE-GrowUpの 導入をご検討ください。
当社では、あわせて派遣業務コンサルティングも行っています。時代にあった最適な仕組み作りもご提案いたします。 あわせてご検討ください。
派遣会社は何をすればいい??
1.スタッフの現状のスキルを正確に把握すること
教育しようにも登録に来てくれたスタッフの現在のスキルを把握しなければ、教育プログラムを作成して提案すること すらできません。そのためスキルチェックを必ず行なうようにして下さい。当社では、スキルチェックシステム「SkillAnal yst」をご提供しております。詳細資料をご希望の方はお問い合わせください。
さらに登録時の面談で、本人の希望や適性を引き出すようにしてください。ここは面談の技術が問われるところです。
このことにより「テクニカルスキル」と「ヒューマンスキル」の両面をとらえることができます。
2.教育プログラムの作成・提案をすること
スキルを正確に把握したら、そのスタッフの足りないところが明らかになります。さらに面談でヒアリングした本人の希望や適性に応じ、教育プログラムを作成しスタッフに提案するようにしましょう。多少時間がかかっても構いません。教育を通して、面談時に把握した「ヒューマンスキル」を深堀りすることができ、スタッフの人柄をもっとよく知ることができるはずです。
3.教育の実施
E-GrowUpはeラーニングシステムです。よって、スタッフの自宅で受講することも可能です。しかし派遣スタッフの場合は、派遣会社にきてもらい研修ルームで学習してもらうことをお勧めします。時間どおりに研修にくるかどうか、無断欠席はしないだろうか、などスタッフの日常のクセを知るだけでなく、面談時に確認できなかったことなども再度聞くチャンスに活用してください。今までは、面談時1回しかスタッフにあわなかったのが、何回か会っていくにつれ信頼関係が増してくるものです。いろいろお話しをしてみましょう。
4.稼働スタッフにも教育の場を提供しよう
稼働してしまうと、日々の仕事に流されてしまい、なかなかレベルアップの機会がありません。また派遣会社側も「釣った魚に餌をやらない」状態になってしまいます。
しかし、ここからが大切です。稼働スタッフがレベルアップしてくれることで、定着率が高まったり時給の交渉が円滑に進むなど大きな効果が期待できます。アフターフォローを通して、スタッフにスキルアップのための教育を提案してみましょう。
稼働スタッフの教育の場合、場所は派遣会社でなくても構いません。こんなときこそeラーニングシステムの特徴を生かして派遣スタッフの自宅で勉強してもらいましょう。たまには、会社帰りに寄ってもらい、会社で勉強してもらうスクーリングも入れてみてください。
お友達を紹介されるなど思わぬお土産も期待できます。
詳細⇒ 人材教育システム 『E-GrowUp』